6月7日

午前 高齢者の安全な街歩き・山歩き

歴史散歩の会代表 清水満講師から、「街歩き・山歩きを安全に行うには、何が必要か」説明をうけました。

 

 ハイキングは簡単に楽しめるスポーツとして中高齢者の間で人気がありますが、危険なスポーツでもあることを認識してください。それを防ぐには適正な準備運動が必要となります。

 

①毎日運動を続けるのが大事です。一番良いのは「ラジオ体操」

②歩く前に身体の筋肉をほぐすための柔軟体操、つまりウォーミングアップをしましょう。

③歩き始めは心拍数が安定するまで、ゆっくりペースで歩きましょう。

④水分補給は少量ずつ頻繁に摂取しましょう。飲む量は、5g×体重を1時間で、例えば体重50kgの人は1時間に250gが適量です。

 

⑤疲れる前に休みましょう。休憩は、高齢者の場合、30分歩いて5分休憩をとりましょう。

注意:歩くときは必要なカロリーを逐次補給することが大事ですが、歩き終えてエネルギーの補充が必要で無くなった、帰りのバスや電車の中でのお菓子や、帰りがけの一杯は注意してください。逆に体重が増えることもあります。

午後 長瀬川ぶらり散策

河内西国32番 延命寺

源サポーターより説明をうけました。

延命寺は石清水八幡宮の境内に一堂を建て、身の丈1丈6尺の地蔵尊を安置したことに始まります。

しかし、明治初期の神仏合祀禁止令により、難波新地(現高島屋)に移され、その名も延命寺と改められました。

 

その後、南海電鉄・高島屋の進出で、大正13年この地に遷されました。

延命地蔵尊(大阪府有形文化財指定)

 

鎌倉時代後期の作と伝えられ、身の丈1丈6尺(4.25m)と、全国的に珍しい大型の木彫(檜材寄木造)です。


仏足跡

 

釈尊が入滅の際残された足形で、仏足の長さが1.2mですので、8.4mのお釈迦様が立っておられることになります。

本尊阿弥陀如来(大阪府有形文化財)

鎌倉時代末期から室町時代の作で、府下において類例の少ない大きな仏像です。

 

像高270cm、肩張130cm、膝張231cmあります。


田辺聖子文学館

学芸員 住友元美 講師より、説明を受けました。

田辺聖子氏は、1944年から1947年の間、樟蔭女子専門学校(現大阪樟蔭女子大学)に通われました。

2007年大阪樟蔭女子大学の開校90周年記念として、「田辺聖子文学館」が開設されました。

 

自筆の原稿、発刊された400冊以上の本の展示、また書斎が再現展示されています。

田辺聖子文学館の向かいに立った記念館は、1927年創立10周年を記念して建てられた建築物で、登録有形文化財に指定されています。

 

残念ながら、中を見学することはできません。